変人力

Wordpress から引っ越してきて、写真がなかったりしますが、悪しからず

『レディープレイヤー1』を見て

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スティーブン・スティルバーグ監督の新作『レディープレイヤー1(Ready Player One)』を見て来ました。正直、僕としてはNetflixの Black Mirror の方がイケてるなという感想です。

これはゲームにあまり興味がない僕の感想であって、一緒に見た友達は面白いと言っているので、読まれる方はその辺に留意して呼んでください。

 

※ネタバレあり

 

 

 

 

Story

舞台は2045年。科学技術は発展したものの、テクノロジの発展と社会のバランスが取れていないような印象を持たせられる状況で、登場人物の多くはスラム街に住んでいます。

そんな登場人物たちを魅了しているのは『OASIS』と名付けられたソフトウェアで、VR空間を自由に動き回り、ゲームを行なったり、アバターを通じて人々と交流することができます。さらに『OASIS』では、触覚なども再現することができ、本当にその世界に存在するような感覚を得ることができます。The VOID の進化系ですね。

そんな『OASIS』を開発した James Halliday は、死に際にあるビデオメッセージを残します。

ゲームの中に隠された3つの鍵を集めた人には、『OASIS』の所有権をあげるというもの。この遺言を見た人々はますますゲームに熱狂します。

 

中心人物は、主人公 Wade Watts(ウェイド・ワッツ)と、VR関連機器を販売しているIOI社のCEO、Nolan Sorrento (ノーラン・ソレント)です。IOI社は数百人もの人員を導入し、ありとあらゆる手を使って『OASIS』の鍵を集めようとする悪者です。

主人公のワッツは、リアルな世界での襲撃や後の恋人となる友人の誘拐などの妨害を乗り越えて、3つの鍵を集めます。

しかし、彼はゲームはみんなのものだとして『OASIS』の所有権を放棄し、同時にリアルの世界の重要性に気がつき、週2日は『OASIS』を休止させるというところで話が終わります。

感想

Visual Effects

この作品で一番印象に残ったのは、物語の中ではなく、Visual Effects です。IMAX 3D の映画館で見たこともあって、単純な比較はできませんが、バーチャル世界の作り込みは脱帽です。ハリウッドがお金をかけると、ここまでできるんだなというところが非常に印象的でした。リアルすぎてちょっと酔った。

バーチャル vs リアル

ブラックミラーなどと言った物語でもよくある「バーチャル vs リアル」という対立。そろそろ次のステップに言ってもいいんじゃないでしょうかと思います。バーチャルとリアルが融合した Mixed Reality (MR)  信者の僕としては、2045年の未来を想像する上で、MRの要素がもうちょっとあってもいいかなと。確かに触覚を再現するなど、一見するとMRっぽいですが、もうちょっと現実世界よりの部分を拡張したような表現がないと未来妄想に関する解像度が低いのかなって思います。

まあ、MRの要素を入れたら、物語がスッキリと終わらないカモですが。

日本人

この物語にはミャンマー出身の日系俳優 森崎ウィン さんも出演し、VR空間上ではゴジラやガンダムも登場します。さらには森崎さんが、日本語のセリフを言うというシーンもあります。

このような未来SFファンタジーの中では、日本人は特別な存在なのかなというのを、改めて実感させられました。ヤフージャパンのCSOである安宅さんが言っていた、「日本人は妄想力の英才教育を受けている」という言葉をふと思い出し、英才教育を受けた日本人が未来のデザインをしていく可能性を妄想していました。

物語に没入できなかったから面白くない

先にも述べたように、僕はこの物語を面白くないと思ったのですが、なんで面白くないと思ったのかちょっと考えて見ます。最大の要因は「物語に没入できなかったから」なのかなと思います。

この物語は「リアル」と「バーチャル」という2つの世界がありますが、2つの世界があるが故に物語に入って行けなかった感じがします。僕が他の映画を見る際には、主人公などに感情移入して見るので、主人公がピンチになったらドキドキしたり、登場人物が死んだりしたら悲しくなります。

しかしこの物語では、2つの世界があるので、僕としては物語に入って行くのが難しかった。バーチャル世界のキャラクターが死んでも(ゲームオーバーになっても)、リアルの人は生きてる(ゲームオーバーにならない)ので、死に関しての臨場感がない。まさにゲームのような感覚です。

 

ゲームが好きな人は好きなのかな。でも僕にとっては、人のやってるゲームを横から見ている感覚でした。

そこが僕が面白くないと思った要因かなと思います。

 

あと、『OASIS』がどうなろうとどうでもいいと思っていた節もあるのか正直なところです。人々が『OASIS』にこだわる理由が共感できなかった。これを言ったらおしまいですね。

 

同じような趣旨の映画ですが、ブラックミラーは結構おすすめであります。